【修也Side】
一架と同室とか…どうすんのまじで。
しかもあいつら絶対わざとやってる。
なんでツインじゃなくてダブルベットなんだよ…。
「はぁ…。」
ため息を零すのは何回目だろう。
最近、いろんなことを考える。
もちろんそれは一架に関する事がほとんどだけど
俺の将来の事とかも。
親父は俺に時間をくれたけど
いつまでもそれに甘えるわけにはいかない。
一架のおかげで良くなった家の雰囲気を
俺のせいで壊したくない。
かといって、今俺がやりたいことって
一架の傍にいる事だしな…。
「あぁ~~…。」
頭を抱えていると風呂から上がったのか
一架がバスタオルを頭から下げて出て来ていた。