「べっ…べつに…!?
それより早く行こうよ!パフェ~!」
私は気を紛らわせるために
必死に特大抹茶パフェを頭に思い浮かべた。
それからは予定通りパフェを食べ、
人力車に乗って大自然の中を満喫して
気付けば夜になっていた。
夜はホテルのレストランで
ご飯を食べてそれぞれ部屋に…
ってところで問題発生。
「え!?ちょ、私と梨央が一緒じゃないの!?」
「何言ってんの!カップル旅行で
女同士とか有り得ないから~!じゃ!」
梨央と私の部屋に置いたはずの荷物が放り出され、
梨央と翔君は何事もなかったかのように
部屋に入って行った。
廊下へ取り残された私と修也。
「…ま、そう言う事だ。
とりあえず部屋行くぞ。」