「すごい可愛い…!」


「それ、翔が作ったんだよ!
しかもこのお店、翔の両親が経営してて
今日は定休日だからって貸してくれたの!」


そうなの…?


そう教えてくれたのは梨央。


梨央は翔君のお菓子作りという
才能に目がハートになっている。


「じゃあ、あとでご両親にも
お礼言わなきゃだね。」


「そう言ってくれるなら
あとで連れてくるよ。
でも、とりあえず今はパーティー
始めようか。」


「「うん!!」」



翔君の一声で始まったパーティーは
本当に楽しかった。


みんなでお腹いっぱいになるまで
ケーキや料理を食べて、
それからいろんなことを話して騒いで、
音楽を流してイントロドンをやったり
翔君が持って来てくれたジェンガをやったり…。


楽しい時間が過ぎるのは
あっという間だった。