優しい声で、
ん、と手を差し出してくれた。


…なんかわかんないけど泣きそうだ。


「…修也は、私の願いを叶えてくれるんだよね?」


突然の質問によく分からないと言った表情を
浮かべていたけど、『うん』と答えてくれた。




「私は、修也の傍にいてもいいの?」


好きになってしまったけど…。


口に出してから
何を言ってるんだろうと思ったけど、
修也はごく普通の顔で言った。


「当たり前じゃね?
じゃなきゃ、願い叶えてやれないし。
ってか、むしろ傍にいろよ。」


まさかそんな答えが返ってくるとは思わなくて
すごく嬉しかった。





…この気持ちは墓場まで持って行くから
それまで、修也の傍にいる事をどうか許して。