実は私達、
会うのは夏休みぶりで
何故か少しだけ緊張している。


…のは私だけなんだけど
なんだか気まずい…。


今まで、2人でいるなんて
当たり前だったのに、
どうしてか今日は何をしゃべっていいのか
全然分からなくて言葉が出てこない。


うぅ~、なにこれ…。


緊張で空になったカップに
また口を付けていると


「お前、それもう入ってねーけど。」


ごもっともなツッコみをされた。


「え!あ、わ、分かってるし!」


「ふ~ん、足りないなら頼めば?」


「べ、別に要らない!」


何を話すにもうまく話せない。


私は何をしてるんだと
1人反省会をしていると
隣でガタっと椅子を引く音がして
修也が立ち上がった。