「ねぇ、一架は何着る!?
ってかお揃いにするのもありだよね!」


早速ネットで衣装を見始めた梨央を
もはや止める事は出来なかった。


私…やるって言ってないんだけどな…。


何かコスプレを逃れる方法は…


「じゃあ、まだ他のクラスが
どうなるか分からないけど、
とりあえず、コスプレ喫茶の案が通った場合、
接客組と厨房組を分けたいと思います。
厨房組は衛生上の問題でコスプレは無しです。」


…ん?
今、救世主の声が聞こえたよね…!?


コスプレなしって…


「はい、とりあえずだけど
担当決めます。
厨房組やってくれるひと~」

「はい!!!」


実行委員がそう言ったのと同時くらいに
私は勢いよく手をあげた。


「私、厨房やります!!」