…ってなんで修也!?
となんだか恥ずかしくなって
すぐにその顔はかき消したけど…。
もちろん、私の生きる希望は
他にもある。
お母さんにお父さん、それに梨央。
もっとずっと長くみんなと
笑顔で過ごしたい。
それは病気が分かってから
変わらない想い。
そこに、修也との生活が加わって
より生きる希望が大きくなったのかもしれない。
そう自分に言い聞かせておくことにした。
そんなこんなでやってきた
海計画当日。
駅でみんなで待ち合わせて
電車で行くことになった。
でも、荷物を用意してくれる
数人は誰かの親が送ってくれるって事で
現地集合だ。
約束の駅へ着くと
そこにはもう半分のクラスメイト達が
集まっていた。