「うん、分かった。」
まぁ、水着着ても
海に入らなきゃいいし
ずっとパーカー着てれば
大丈夫だよね…?
「おーし!じゃあ全員参加で決まり!
日にちはみんなどこでもいいって言うから
夏休み最初の週の水曜日でいい?」
「おっけー!」
「りょうかーい!」
五十嵐君にみんなが返事をして
全員参加の海計画が決定した。
***
計画の日から2週間とちょっと。
無事テストも終わり、
夏休みへと入った。
その間に一回検診があったけど
思ったよりも病状は進んでいなかった。
先生は『一架ちゃんが楽しんだり
何かやりがいを見つけたりすると
人間の生命力って言うのは
延びるものなんだよ。』
と言っていた。
それを聞いて、
私の寿命を延ばしてくれているのは
何だろうと考えた時、
一番に修也の顔が浮かんできた。