これからどうしようかと
考えるために
またベットに寝転がったところで
スマホが鳴った。


画面を見れば
クラスの女子からだった。


明日は休みだから
遊ぼうとか、そんな誘いだと思い
無視していると鳴りやんだので
また考え事を始めると
またまたなり始めたスマホ。


「うるせーな…。」


面倒くさくて電源を切ろうと
スマホに手を伸ばせば
着信相手は”桜井 一架”と表示されていて
俺は電話に出た。


「もしも…」『修也!!ね!外出て!』


俺がもしもしと言い切る前に
言葉をテンション高めに
被せてきた。


「いきなりなに…。」


ダルそうにそう聞けば


『いいから早く!!』


急かすから仕方なく
窓を開けてベランダに出ると


『見て!今日満月!
良い事起こりそうじゃない?
あ、もしかしてもうなんかあった?』