はぁ……。
ちょっと雑にスマホを机の上に放り投げる。
小椋くんはどうしてるだろう?いつものように部活に励んで、彼女と仲良くしてるんだろうな。
そんなことを考えてしまう自分が嫌になる。こんなんだから、小岳さんに責められたりするんだ。
同じくずっと放置していたタブレットも取り出す。
課題とか出てなきゃいいけど……。
重い気分をぶら下げたまま画面を開く。
SNSにはあれから投稿していない。何を呟いたらいいのかすら分からなくなっていた。
イチが呟いた『自分を信じて』その文字が浮かび上がる。
自分を信じる……か。
もう誰も信じられなくなっている私には、ちょっと高いハードルかも。
彼の投稿は続いていた。
『久々の勝利に乾杯!』
『やっぱり仲間は最高』
そんな前向きな言葉が目に入る。
ふふ、頑張ってるんだな。
やっぱり前向きな言葉はいい。知らない私でも元気になれそうだ。
誰も元気になんてなれない私の呟きはやっぱり投稿できずに閉じる。
もう一度窓から空を見上げる。
さっきまで瞬いてた星は雲に隠れてしまい見えなくなっていた。
なーんだ……。
独り言を呟く自分の声が、まるで他人の声のように聞こえて戸惑う。
明日に備えて寝よう。
何も、考えずに。
ちょっと雑にスマホを机の上に放り投げる。
小椋くんはどうしてるだろう?いつものように部活に励んで、彼女と仲良くしてるんだろうな。
そんなことを考えてしまう自分が嫌になる。こんなんだから、小岳さんに責められたりするんだ。
同じくずっと放置していたタブレットも取り出す。
課題とか出てなきゃいいけど……。
重い気分をぶら下げたまま画面を開く。
SNSにはあれから投稿していない。何を呟いたらいいのかすら分からなくなっていた。
イチが呟いた『自分を信じて』その文字が浮かび上がる。
自分を信じる……か。
もう誰も信じられなくなっている私には、ちょっと高いハードルかも。
彼の投稿は続いていた。
『久々の勝利に乾杯!』
『やっぱり仲間は最高』
そんな前向きな言葉が目に入る。
ふふ、頑張ってるんだな。
やっぱり前向きな言葉はいい。知らない私でも元気になれそうだ。
誰も元気になんてなれない私の呟きはやっぱり投稿できずに閉じる。
もう一度窓から空を見上げる。
さっきまで瞬いてた星は雲に隠れてしまい見えなくなっていた。
なーんだ……。
独り言を呟く自分の声が、まるで他人の声のように聞こえて戸惑う。
明日に備えて寝よう。
何も、考えずに。