今日は天気がいい。体調も良いので、まだ行ったことのない病院の屋上に行ってみようと思った。
朝8時前は通院の患者さんがいないので、ほぼ貸切状態だった。
フェンスに手をかけた時、後ろから「あ」と声がした。
振り返ると、そこには同い年ぐらいの男の子が立っていた。
「何やってんの?」
不思議そうに首を傾げられ、僕は両手を横に振った。
「…景色が、いいなって思って」
「あー、確かに。この病院でかいからな」
そう言うと、男の子は僕の横に並び、フェンス越しの景色を眺め始めた。
朝8時前は通院の患者さんがいないので、ほぼ貸切状態だった。
フェンスに手をかけた時、後ろから「あ」と声がした。
振り返ると、そこには同い年ぐらいの男の子が立っていた。
「何やってんの?」
不思議そうに首を傾げられ、僕は両手を横に振った。
「…景色が、いいなって思って」
「あー、確かに。この病院でかいからな」
そう言うと、男の子は僕の横に並び、フェンス越しの景色を眺め始めた。