Prologue
 
 君にもう一度、会いたい。
 
 でも、それはできない。
 
 君にもう一度、「好き」って言いたい。
 
 でも、それはできない。
 
 どうして言えなかったんだろう。
 
 「ありがとう、大好き」って。
 
 もどかしい。せつない。
 
 あの夏、懐かしいキミを好きになった。