数日後。

幸太郎が久しぶりに作った作品はストラップだった。

制作場所と機材を借りて干支を作り上げた。

すべての干支を丸っこくデザインしてくれたのは妻だった。

それをパソコンで取り込み、機械で裁断して行ったのが幸太郎の役目。

はじめてネットで販売を開始した日は緊張してなかなか寝付くことができなかった。