書店に入った瞬間、木の香りがして幸太郎は一瞬戸惑った。

入口の左手にレジがあり、その前に島陳されている棚には沢山の木製のオモチャが並んでいた。

珍しく感じた幸太郎は子供向けの木のオモチャに引き寄せられた。

それは積み木だったり小さな木馬だったりして、関連する本が同じ棚に並べられている。

なるほど。