そんな風に考えて、ブンブンと頭を強く振って考えをかき消した。

あのサーファーたちにだって日常生活があり、仕事をして頑張ってるはずだ。

その中の息抜きだという人も、きっと沢山いるだろう。

あまりに仕事が見つからなくて、全人類で自分だけが不幸だと思い込んでしまいそうになる。

こんなマイナスなオーラを放っていれば、面接に落とされることだって仕方がない。

明日からは正社員じゃなくてもいいから、とにかく働ける場所を探してみよう。

そう考えていた時、その食堂が見えて来た。

「あったあった」