確かこの辺に小さな食堂があったはずだ。

近所に住んでいながら近すぎて行った事はない。

建物は綺麗だけれど、看板のペンキは随分剥げていて営業しているのかどうかよくわからない食堂だ。

幸太郎は幸せ食堂を目指して歩き始めた。

天気が良く、海では沢山のサーファーたちが出ていた。

自分もあんな風に自由にできれば……。