毎日のように見ている光景なのに、なんだか胸がざわついた。

「中学生と付き合うとか、妄想しすぎだっつーの!」

「はぁ? あんたに関係ないじゃん

「お前らなんて、誰とも付き合えねぇっつーの!」

ベェーと舌を出してイジワルをするクラスメートの男子に、和斗は大きくため息を吐き出した。

あれは確かに、少しガキっぽいよなぁ。

和斗はそう思い、ぼんやりと窓の外を眺めたのだった。