学校前の道のりは集団登校だ。

家の坂を下りた場所にある用水路の前に和斗たちは集合する。

男子と女子で集合場所が違い、それぞれで登校するようになっている。

1番先頭を歩くのは6年生。

その後ろが1年生、2年生という順番で、最後が和斗たち5年生だった。

こうして小さな子たちを前からと後ろから守りながら学校へ向かうのだ。

学校へ近づくにつれて違う集合場所の生徒たちと顔を合わせるようになる。