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和斗にも幸太郎にも会えたタエは幸せな気分だった。

みんながタエを応援してくれているようにも感じられた。

「それはちょっと自意識過剰かな」

1人で呟いてフフッと笑う。今日はとても気分がいい。

真っ直ぐ帰るのがもったいないような気がして、タエは食堂の近くから浜辺へと下りて行った。