缶の中の宝物を取り出して行くうちに、タエは夢中になっていた。
タッパーの中のチャーハンが覚めたことにも気が付かず、幸せな宝物に頬が緩みっぱなしだった。
最後の1つを取り出したとき、タエは今までで一番幸せな気持ちになり、同時に少しだけ切なくなった。
缶の中に最後まで残っていたのは、野生動物を捕獲する道具だったからだ。
鋭利な刃がついてるそれには、まだタエの血がついている。
それは長年の劣化で寂れ、血も黒ずんでいたけれどタエには当時の出来事を思い出すのに十分すぎるほどだた。
タッパーの中のチャーハンが覚めたことにも気が付かず、幸せな宝物に頬が緩みっぱなしだった。
最後の1つを取り出したとき、タエは今までで一番幸せな気持ちになり、同時に少しだけ切なくなった。
缶の中に最後まで残っていたのは、野生動物を捕獲する道具だったからだ。
鋭利な刃がついてるそれには、まだタエの血がついている。
それは長年の劣化で寂れ、血も黒ずんでいたけれどタエには当時の出来事を思い出すのに十分すぎるほどだた。