中にはチャーハンが入ってる。 残ったお米で作ってくれたのだ。

「いつもありがとうございます」

タエはタッパーを大切そうに両手で抱えて頭を下げた。

「こんなものしかなくてごめんね」

「とんでもないです」

タエはブンブンと強く左右に首を振った。

さて、最後の仕事だ。

タエはレジへと向かい、点検レシートを出した。