友はじれったい気分で雄介叔父さんを見た。

本人が気が付いていないだけで、友の悩みが消えてしまうような事を知っているはずだ。

友は根気強く雄介叔父さんの話に耳を傾けた。どう考えても関係なさそうな事でも、熱心に聞いてみた。

けれどどれもパッとせず、結局自分の悩みな消えてしまうような話題に触れられる事はなかったのだった。