アバウトなアイテムに戸惑っていたけれど、少しだけ道が開けた気がしてきた。

「ところで雄介叔父さん。何か俺に重要な事を言わなきゃいけないとか、そう言う事はないわけ?」

雄介叔父さんの隣に座り、友はそう聞いた。

「友に言わなきゃいけない重要なことぉ?」

雄介叔父さんは眉間にシワを寄せて首を傾げた。

「なんでもいいんだ。そういえば言っておかなきゃってことはない?」

「そうだなぁ。北海道の海鮮丼は絶品だったぞ!」

「そういうのじゃなくてさ、もっとなにか、ない?」