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家に戻ると玄関に見慣れない茶色い革靴があった。

玄関を上がり、リビングへ顔を出すとソファにふんぞり返るように座っていた人物が振り返る。

その人の顔を見た瞬間友は目を見開いた。

「雄介叔父さん!?」

濃いあごひげを生やした叔父さんは、友のお父さんのお兄さんにあたる人だった。