友が食べている間、他に3人のお客さんがやってきた。

ほぼ満席となった店の中でタエが慌ただしく動いている。もう少しタエと話がしたいと思っていたけれど、長居は無用かもしれない。

友は、レジへと向かった。

「ありがとう。200円だよ」

「あれ? 値下げした?」

「今日は特別価格なんだよ」

タエはカウンター内に貼られている店のポスターを指さした。