「修平ー! ほんとに来てくれたのね」


そう、なんと修平。


「約束したからな」


むふふ。

その通り。


この前本音をぶつけたあたしに、修平が言ってくれたんだ。


『今度の撮影、見に行ってやる。それならいいか?』


って!


今までどんなに頼んでも来てくれなかったのにだよ?

ずっとずっと拒み続けてた修平の口から、あんな言葉が聞けるだなんて。

嬉しすぎてあたし、感動しちゃった。


「あたし、すっごく頑張るから。ちゃーんと見ててね?」

「ああ」

「絶対絶対だよ?」


うるうると光線を送る。

修平は、呆れたように笑って。


「しっかり見とくよ」


ポツリ、そう返してくれた。