天井を見上げて、ぼんやりと思い出す。


 もう言葉を交わすことのないあなたは、消えてしまったサイトで幽霊のように笑っているだろうか。


 それでも小説好きなあなたに向け、この言葉から書き出そう。


 ――はじめまして。