翌日の火曜日、昼休み。
生徒会長選挙の結果は、翌日の昼休みに一回の廊下に掲示される。
僕と貴基が急いで一階に結果を見に行こうとしていた、その時だった。
ピーンポーンパーンポーン。
「二年生の天願対我くん、夢村慈眼くんは、生徒会室に来てください」
放送が入って、なぜか僕とトラやんが呼び出されていた。
「ありゃ、こりゃ決まったな」
「決まったって、何が?」
貴基の納得したような言いぶりに思わず質問する僕。
「何って、生徒会だよ。このタイミングで、トラやんとお前が呼び出されたんだ。ならもう、答えは出てるじゃねえか」
「………!」
貴基の言葉を反芻し、理解に至った。
いやでも、まだわからない。
実際に行って確かめなければ、確かなことは言えない。
とりあえず今の僕にできることは―
「よし。生徒会室に行ってくる」
「おう、行って来い。頑張れよ」
「ああ。……今まで、ほんと色々ありがとな。貴基がいなかったら、僕は今こんな和やかな気持ちでいられなかったと思う。ありがとう」
「なんだよあらたまって。そんなお礼を言われるようなことはしてねえよ。むしろ感謝されるとしたら、これからかもな」
「?」
「いいから行けよ。早く行って、新生徒会長様に挨拶して来い」
「ああ、そうだな!んじゃまた」
そういって僕は生徒会室に向かった。
その道の途中で、トラやんとばったり鉢合わせした。
