次の日、昨夜、加奈はちゃんと僕が頼んでおいた写真を撮って送ってきてくれた。 何故だか、四枚も写真を撮って送ってきてくれた。
「同じ写真四枚かな?」と思った僕は、 一枚目は、ピントが合っていない、ぶれぶれの写真で字すらも読めなかった。 次に二枚目は、一年生の時の時間割表と間違えて撮って送ってきた。 三枚目は、三枚目はちゃんとした時間割表を送ってくれるだろうと僕は、思っていた。
でも全然訳のわからない黒人の写真を送ってきて、「面白くない?」と加奈が言ってきた。 僕は、それを見てみて、笑ってしまった。でも、「面白くない、時間割表を早く送ってきて。」と言った。 すると、加奈は、「正直に言いなよ、面白いって」と言って誘導尋問している文章を送ってきた。 僕は、その文章を見て「こいつ、僕を誘導してきて、悪いやつだな。」と思った。だから、僕も誘導仕返した。「本当は、面白くないのじゃないかな、正直に言いなよ」と、文字を打ってる最中、加奈が騙してきた方法と同じ方法で言ったからバレるだろうなと思いながら打って送った。すると加奈は、「私と同じ方法で騙そうと思っても無駄だよ。残念でしたー」と返信してきた。返信してきた文章を読んでみると僕は、だんだんムカついてきて「ちっ」と舌打ちをし、「まぁ、バレる覚悟で送ったから別にいいか、でもこの文章ムカつくな、」特に最後の「残念でしたー」が凄く腹立つ。 からかっているようにしか見えない、言い返そうと思ったけど、言い返す言葉が思いつかなかったので、何も言い返せなかった。
ムカついて部屋にあったサッカーボールのクッションを蹴飛ばした。蹴飛ばしたサッカーボールのクッションは、たまたま壁へ当たり天上から吊るしていたペンダントに当たってペンダントが落下してきて僕のおでこを直撃した。「結構強めで蹴って済ませようとしようとしたところ壁に当たってペンダントに当たってペンダントが落下してくるなんて運がないな僕は。ムカついてしたことが自分の嫌がらせで返ってくるだなんて。」
もういい自分の言いたい文だけ打って送って終わろうと思い、「早く時間割表を送ってきてくれよ。」と文字を打とうとしていている最中に、加奈が、「時間割表を全然送らなくてごめんね、手が滑って色んな写真を送っちゃって、」という返信をしてきた。 「ちっ、なんでこんな時に限ってタイミングが一致するんだ、それに手が滑っててなんだ、分かりやすい言い訳するんじゃないよ」とちょっとオネェみたいな感じのが混ざって心の中でツッコミながら思った。そもそも、「手が滑るって何だ?」そんな簡単に滑る訳がないのにどんだけ分かりやすい言い訳してるんだよ、絶対からかっている。そんな風にしか見えない。と心の中で思っているのはもう嫌だから、口に出して大声で言ってしまった。言ってしまった後、
親に「あんた夜中に、何言ってるのうるさいわよ」と強く怒鳴られた。「もうこれ以上は、こっちからは、連絡はしない方がいいし、向こうも向こうで謝ってきたし、うるさくしてしまったし、もう寝よう、明日学校で会ったら今日されたこと全部仕返そうかな」と僕は、思った。