一限目の授業を受けていて、加奈が、黒板に書かれた字が見えなくて、目を細めたりしていて、ノートを取ることができないんじゃないかと思った。 僕は、黙ってノートを差し出して見せてあげた。差し出そうとした時、どのくらい書けてないんだろうと思った僕は、加奈のノートを少し見てみた。 すると、黒板に今書かれているところまでずいぶんと綺麗な字で書けていた。それを見た僕は、「字が見えないフリをして、騙したのか」と強く言った。すると、加奈が、「そっちが勝手に騙されたんでしょ、それにフリじゃない、蛍光灯の光が目に当たって眩しかっただけ。」と言ってきた。僕は、口にはしなかったが、「紛らわしいことするんじゃねえよ」と心の中で笑いながらツッコンで思った。 口にしなかったのは、口にすれば、また言い返されて口論には、勝てないと思っているからだ。と僕は、思った。「それに春樹のその字汚くて読めないから、渡されても困るんだよね。」と加奈は、強く、怒鳴る感じで言ってきた。言われた僕は、「やはりこいつには酷い毒舌な部分があるな」と思った。それが、加奈の裏の顔なのか、裏の顔だとしても少し出かけている感じだと思った。って僕も、口が悪いな、自分の彼女に対して、「こいつ」とか言って、人のこと言えないな。このように、人は、人のことを言えない部分をどうしても言ってしまう。「自分は人のこと言えないじゃん、」というようなことを言ってしまう。それは、何故だか分からない、きっと、人間そんな風に作られているのだろう。その答えは、僕には分からないというよりも、人に分かることなのか。答えを出した人は、いるのか。一向に気になる。いつも、気になって、調べたりは、しない。何故調べないかというと、ただただ、めんどくさいからだ。 だから、いつも、気になって終わる。答えを知るまで探し出す人は、すごい忍耐強いと思う。 たとえ探すまでの間の時間が長かったとしても、答えが出るまで踏ん張る。 僕の判断もそうなる時が来るのかなと、ふっと考えてしまう。 でも、答えが出るまで踏ん張る人がいるのだったら実際にあって、話をしてみたい。その人は、きっと、僕と違う考え方をしているからだ。自分と異なった考え方をしている人を見たり、話を聞いたりしてみると、凄くいろんなことが学べるからだ。
僕は、加奈が「自分ができないことを人に言う奴」ってどう思うのか。 どんな考え方をしているのかと思い僕は、聞いてみた。加奈は、「自分ができないことを人に言う人ってどう思う?」と僕は、聞いた。加奈は、こう答えた。「そんな人、実際にいたら最低だよね」それを聞いた僕は、珍しく意見が一致したと思った。いつもなら酷い毒舌なことを言うのかなと思ったけど、この質問に対しては、酷い毒舌なことを言わなかった。根は、優しいのか。本当の性格が分からない、どんな子なのか。僕が一年間見てきた性格が、本当の性格だったのか。疑ってしまう。こんな、すぐに疑って人は、僕のことを人間不審だと思うのだろうか。加奈は、悪気があってしたのか、ただのからかいなのか。前に、深く考え過ぎないでおこうと決めたのに、もう深く考え過ぎてしまっている。だめだ、僕はバカだ。
僕は、加奈が「自分ができないことを人に言う奴」ってどう思うのか。 どんな考え方をしているのかと思い僕は、聞いてみた。加奈は、「自分ができないことを人に言う人ってどう思う?」と僕は、聞いた。加奈は、こう答えた。「そんな人、実際にいたら最低だよね」それを聞いた僕は、珍しく意見が一致したと思った。いつもなら酷い毒舌なことを言うのかなと思ったけど、この質問に対しては、酷い毒舌なことを言わなかった。根は、優しいのか。本当の性格が分からない、どんな子なのか。僕が一年間見てきた性格が、本当の性格だったのか。疑ってしまう。こんな、すぐに疑って人は、僕のことを人間不審だと思うのだろうか。加奈は、悪気があってしたのか、ただのからかいなのか。前に、深く考え過ぎないでおこうと決めたのに、もう深く考え過ぎてしまっている。だめだ、僕はバカだ。