竹浦先生が立ち去ると、
「どうしたんだろう?大樹先生随分慌てていたわね」
看護師達が噂しだした。
「ねえねえ、分かったわよ。樹里先生のカルテにセキュリティーロックがかかっていて、見れなくなっているんだって」
駆け込んできた看護師が、早口で伝える。
「はあ?何で?」
「血液内科の海野先生がパスコードをかけたらしくて、今は海野先生しか見られなくなっているらしい」
「へえー。それって、樹里先生の体調が凄く悪いって事なの?」
「分からないわよ。でも、海野先生と大樹先生で大分もめたらしいわ」
「何で?」
「大樹先生は心配で診察結果を聞いているのに、海野先生が教えないんだって。それで、内容によっては勤務に影響するんだから、うちの部長なら聞けるじゃないかって。それで大樹先生は部長を探しに来たらしい」
看護師の話を小耳に挟みながら、俺はもう一度樹里亜に電話をかけた。
しかし、出ない。
一体何がどうなっているんだ・・・
「どうしたんだろう?大樹先生随分慌てていたわね」
看護師達が噂しだした。
「ねえねえ、分かったわよ。樹里先生のカルテにセキュリティーロックがかかっていて、見れなくなっているんだって」
駆け込んできた看護師が、早口で伝える。
「はあ?何で?」
「血液内科の海野先生がパスコードをかけたらしくて、今は海野先生しか見られなくなっているらしい」
「へえー。それって、樹里先生の体調が凄く悪いって事なの?」
「分からないわよ。でも、海野先生と大樹先生で大分もめたらしいわ」
「何で?」
「大樹先生は心配で診察結果を聞いているのに、海野先生が教えないんだって。それで、内容によっては勤務に影響するんだから、うちの部長なら聞けるじゃないかって。それで大樹先生は部長を探しに来たらしい」
看護師の話を小耳に挟みながら、俺はもう一度樹里亜に電話をかけた。
しかし、出ない。
一体何がどうなっているんだ・・・