プププ プププ
昼休みの時間にPHSが鳴った。

「はい、救命科竹浦です」
「大樹だけど」
ああ。

「お前、ちょっと時間ある?」
ええ?
「何なの?」
「今どこ?」
「食堂だけど・・・」
「1人?」
「うん」
一体何なんだ。

「行くから、待ってて」
「えっ、いや。用事があるなら医局へ行くわよ」
「いいんだ。俺もちょうど昼食を摂るところだったから」
「ああ、そう」
と電話を切ったものの、大樹といると目立つのよね