連れて行かれたのは生徒指導室。
いつものように先生の前に立たされる。
「何で授業に出ないの」
心配そうに訊かれ、
「どうせ、単位も出席日数も足りないんです」
正直に答えた。
自業自得と言えばそれまでだけど、高校に入った時からの欠席が響いてもう卒業は絶望的なところまで来ている。
実際、拓也も信吾も最近は全く学校に来ていない。
「それでいいの?」
はあ?
良いも何も、今更どうもできない。
やり直せるなら、私だって人生をやり直したいと思っている。
「仕方がないじゃないですか」
「お前はそれでいいと思っているの?」
だから、
「もう、いいんです」
寂しそうに私を見る先生。
「じゃあ、帰れ」
「えっ?」
「自分で納得しているんならどうしようもない。帰りたければ帰りなさい」
先生・・・
「何だ、また竹浦か」
ちょうど、学年主任が入ってきた。
ゲッ。
私はこの人の嫌みが一番嫌い。
いつものように先生の前に立たされる。
「何で授業に出ないの」
心配そうに訊かれ、
「どうせ、単位も出席日数も足りないんです」
正直に答えた。
自業自得と言えばそれまでだけど、高校に入った時からの欠席が響いてもう卒業は絶望的なところまで来ている。
実際、拓也も信吾も最近は全く学校に来ていない。
「それでいいの?」
はあ?
良いも何も、今更どうもできない。
やり直せるなら、私だって人生をやり直したいと思っている。
「仕方がないじゃないですか」
「お前はそれでいいと思っているの?」
だから、
「もう、いいんです」
寂しそうに私を見る先生。
「じゃあ、帰れ」
「えっ?」
「自分で納得しているんならどうしようもない。帰りたければ帰りなさい」
先生・・・
「何だ、また竹浦か」
ちょうど、学年主任が入ってきた。
ゲッ。
私はこの人の嫌みが一番嫌い。