「決めるのめんどうだから、俺もAプレでいいや。てか、何を企んでるの? 蒼ちゃん」

 ろくにメニューを見る事なくマルオに手渡すと、

 「俺もAプレでいいよ。拓海が騒ぎ出す事って何?」

 マルオも蒼ちゃんの話が気になる様で、俺に習って同じ物を選択。

 店員さんを呼んでAプレを3コ頼むと、

 「俺、次の作品もネットに投稿しようと思ってて…」

 蒼ちゃんが不敵な笑みを浮かべながら話し出した。

 蒼ちゃんの話に『どうする? どうしたい?』と3人で相談。

 「俺はめっさ面白いと思うけど、拓海はねぇ…」

 蒼ちゃんは相変わらずおかしな事を考えるなぁと思いつつ、拓海の同意が得られると思えず、テーブルに頬杖を着く。

 「冬休みだし、そのくらい弾けたいかも。でも確かに拓海は怒りそう」

 マルオも苦笑い。