「うーん。部活、また大会控えてるしなぁ」
蒼ちゃんが頬杖をついた。
「もうすぐ体育祭も文化祭もあるしねぇ」
拓海が蒼ちゃんの背後にある予定表が貼られている黒板に目を向ける。
「修旅もあるねぇ♬」
『楽しい行事が盛りだくさんだねぇ』と蒼ちゃんと拓海の話に乗っかると、
「テストもあるけどねぇ」
マルオが地獄のような現実を口にした。
「オイ、マルオを黙らせろ」「口にガムテ貼るか」「イヤ、俺がまつり縫いする」
楽しい事だけを考えていたい蒼ちゃんと拓海と俺は、現実から背きたいばかりに、『ひっ捕らえろ』という蒼ちゃんの指示に従い、『承知‼』と拓海と俺とでマルオの両手をロックオンした。
「ヤメテヤメテ‼ 『色々あるから、撮影は冬休みだね』って言いたかったの、俺は‼ 冬休みだったらまだ時間あるし、手が空いた時にちょくちょく道具作れるなぁって思っただけだって‼」
『だから、撮影まだだけど脚本ちょうだいって話なのにー』と足をバタつかせるマルオ。
蒼ちゃんが頬杖をついた。
「もうすぐ体育祭も文化祭もあるしねぇ」
拓海が蒼ちゃんの背後にある予定表が貼られている黒板に目を向ける。
「修旅もあるねぇ♬」
『楽しい行事が盛りだくさんだねぇ』と蒼ちゃんと拓海の話に乗っかると、
「テストもあるけどねぇ」
マルオが地獄のような現実を口にした。
「オイ、マルオを黙らせろ」「口にガムテ貼るか」「イヤ、俺がまつり縫いする」
楽しい事だけを考えていたい蒼ちゃんと拓海と俺は、現実から背きたいばかりに、『ひっ捕らえろ』という蒼ちゃんの指示に従い、『承知‼』と拓海と俺とでマルオの両手をロックオンした。
「ヤメテヤメテ‼ 『色々あるから、撮影は冬休みだね』って言いたかったの、俺は‼ 冬休みだったらまだ時間あるし、手が空いた時にちょくちょく道具作れるなぁって思っただけだって‼」
『だから、撮影まだだけど脚本ちょうだいって話なのにー』と足をバタつかせるマルオ。