「めずらしいね。唐沢が彼女以外の女の子連れてくるの初じゃね⁉ つか、千秋なら今日来てるよ。いつもの席でパスタ食ってる。千秋ー‼」
白木さんが後ろを向いて千秋さんを呼ぶと、
「はーい」
奥の角のカウンター席に座っていた女性が返事をし、こちらに向かって歩いてきた。
「あー、唐沢さんだー。お久しぶりでーす。おッ‼ 彼女連れ‼ どうも、初めまして。篠崎千秋といいます」
私に明るく元気に挨拶をしてきた白木さんの彼女・千秋さん。
……篠崎千秋。聞き覚えがある。確か……。
「彼女じゃありません。……篠崎千秋って、漫画家さんにいましたよね? 漢字も同じですか?」
趣味で小説を長年書き続けてきた私は、本を読むことも好きな為、私にとって本屋さんは憩いの場。そんな本屋さんで見たことのある名前だった。
白木さんが後ろを向いて千秋さんを呼ぶと、
「はーい」
奥の角のカウンター席に座っていた女性が返事をし、こちらに向かって歩いてきた。
「あー、唐沢さんだー。お久しぶりでーす。おッ‼ 彼女連れ‼ どうも、初めまして。篠崎千秋といいます」
私に明るく元気に挨拶をしてきた白木さんの彼女・千秋さん。
……篠崎千秋。聞き覚えがある。確か……。
「彼女じゃありません。……篠崎千秋って、漫画家さんにいましたよね? 漢字も同じですか?」
趣味で小説を長年書き続けてきた私は、本を読むことも好きな為、私にとって本屋さんは憩いの場。そんな本屋さんで見たことのある名前だった。