「これは、お祝いするしかねぇな。酒とつまみを買に行かねばならんな」
『今日はがっくんのお祝いだから、拓海とマルオと俺でじゃんけんな』と蒼ちゃんが拳を前に突き出した。
「お祝いはするしかねぇ。酒も飲むしかねぇ。しかし、雨が降っている。故に、言いだしっぺが行くべき」
拓海は買いものに行くのがだるいらしく、蒼ちゃんにおつかいを押し付けようと、じゃんけんを拒否。
「じゃあ2人で行こうか、蒼ちゃん。その代わり、蒼ちゃんの卒業祝いの時は拓海とディッくんに行ってもらおうね」
マルオが拓海に『しょうがないなぁ、もう』と言いながら、立ち上がった。
「行くか、マルオ。つか、俺の卒業祝いなんていつ出来るんだよー」
蒼ちゃんも嘆きながら立ち上がり、財布をケツのポケットに突っ込んだ。
買い出しに出て行こうとする2人に向かい、
「お洒落に生ハム食いたい」「ちょっと高めのチーズも忘れないで」
拓海と俺とで注文を口にすると、
「黙って留守番してろや」
蒼ちゃんは『買う』とも『買わない』とも言わずに、マルオとリビングを出て行った。
『今日はがっくんのお祝いだから、拓海とマルオと俺でじゃんけんな』と蒼ちゃんが拳を前に突き出した。
「お祝いはするしかねぇ。酒も飲むしかねぇ。しかし、雨が降っている。故に、言いだしっぺが行くべき」
拓海は買いものに行くのがだるいらしく、蒼ちゃんにおつかいを押し付けようと、じゃんけんを拒否。
「じゃあ2人で行こうか、蒼ちゃん。その代わり、蒼ちゃんの卒業祝いの時は拓海とディッくんに行ってもらおうね」
マルオが拓海に『しょうがないなぁ、もう』と言いながら、立ち上がった。
「行くか、マルオ。つか、俺の卒業祝いなんていつ出来るんだよー」
蒼ちゃんも嘆きながら立ち上がり、財布をケツのポケットに突っ込んだ。
買い出しに出て行こうとする2人に向かい、
「お洒落に生ハム食いたい」「ちょっと高めのチーズも忘れないで」
拓海と俺とで注文を口にすると、
「黙って留守番してろや」
蒼ちゃんは『買う』とも『買わない』とも言わずに、マルオとリビングを出て行った。