「ホントだー。何気に過去の動画の再生回数も伸びてるやん」
『見ろって、蒼ちゃん』と、俺も蒼ちゃんの背中を撫でる。
「地味にsubscribeも増えてるから」
少し元気を取り戻した蒼ちゃんが、『ここも見ろ』とチャンネル登録者数を指差した。
「おぉッ‼」「そろそろ俺らも、道を歩いていたら知らない人に声掛けられたりするのか⁉」
蒼ちゃんの指先に記された人数を見て、マルオと盛り上がっていると、
「折角いい波には乗れているのに、また1年は作品作れなくなるな。俺ら、受験生だから」
拓海が一気にマルオと蒼ちゃんと俺のテンションをぶち下げた。
中でも、マルオの表情は一際暗い。
「みんなは進路、どうするの? 作品作りが出来なくなるのは1年だけなの? 高校卒業したら岳海蒼丸はどうなるの?」
マルオが不安そうな目をしながら、蒼ちゃんと拓海と俺を見た。
『見ろって、蒼ちゃん』と、俺も蒼ちゃんの背中を撫でる。
「地味にsubscribeも増えてるから」
少し元気を取り戻した蒼ちゃんが、『ここも見ろ』とチャンネル登録者数を指差した。
「おぉッ‼」「そろそろ俺らも、道を歩いていたら知らない人に声掛けられたりするのか⁉」
蒼ちゃんの指先に記された人数を見て、マルオと盛り上がっていると、
「折角いい波には乗れているのに、また1年は作品作れなくなるな。俺ら、受験生だから」
拓海が一気にマルオと蒼ちゃんと俺のテンションをぶち下げた。
中でも、マルオの表情は一際暗い。
「みんなは進路、どうするの? 作品作りが出来なくなるのは1年だけなの? 高校卒業したら岳海蒼丸はどうなるの?」
マルオが不安そうな目をしながら、蒼ちゃんと拓海と俺を見た。