*
「では、各自自分の番号の席へ移動してください」
席替えは私にとって大イベント。
結果は最悪だ。
私は席を真ん中の一番後ろに移動させる。
机を整えていると、左からガツン、と机がぶつかってきた。
「わりぃ」
私の隣は瀬戸だった。
そして、河野の隣は陽菜だ。
どうしてもこんなにも、神様は私の身方をしてくれないのだろう。
「残念。また席遠いな」
私の隣を通った河野が、そっと耳元で囁く。
顔が赤くなるのを感じた。
「ま、でも席遠くても話しかけにくるからさ」
「うん、お願いね!」
「では、各自自分の番号の席へ移動してください」
席替えは私にとって大イベント。
結果は最悪だ。
私は席を真ん中の一番後ろに移動させる。
机を整えていると、左からガツン、と机がぶつかってきた。
「わりぃ」
私の隣は瀬戸だった。
そして、河野の隣は陽菜だ。
どうしてもこんなにも、神様は私の身方をしてくれないのだろう。
「残念。また席遠いな」
私の隣を通った河野が、そっと耳元で囁く。
顔が赤くなるのを感じた。
「ま、でも席遠くても話しかけにくるからさ」
「うん、お願いね!」