「何なのあいつ……、っていつ行けばいいの

よー!」

私は、ツッコミを入れるように屋上で一人叫

んでいた。

台風みたいな奴だな…。私は、もう一度紙を

まじまじと見た。

「響きのある名前だな…。」

いつも通りの学校のはずなのに、私は何故か

わくわくしていた。

まだ私の知らない世界が待っているのかと、

少し鼓動が高鳴っていたのだ。