大好きな祖母に言った最後の言葉があんな言

葉だなんて……。


私の言葉が祖母を『殺したんだ。』




それ以来、私は祖母の仕事場に入ることはな

かった。

あの優しい声も、鉛筆の音も聞こえないその

部屋に私は扉を閉め鍵をかけたのだ。