ゼドルは、ミリカの手を引っ張って走った。

大変な状況だったが、ミリカは、ゼドルにまた手を握られ、守られながら、ドキドキしていた。

敵は、思ったより大勢いて、走った先にも何人も待ち構えていた。





「クソ~!!コイツら、一体何なんだよ~!!」





ゼドルは、一旦ミリカから手を離し、迫り来る敵を剣でひたすら斬りまくった。





〝ザンッ〟〝シュッ〟〝ズシャッ〟





(わ~!やっぱり、カッコ良い~!!)と思った。再びゼドルに引っ張られて走り、少し前、ゼドルと一緒に行った図書館に入った。





〝バタン〟