ゲームの途中で菜摘が「未央、昨日はごめんね」と謝ってきた。何に対して謝っているのか分からなく、私は菜摘をじっと見た。
「昨日、大浴場に未央をひとりで行かせてしまって、ごめんね」
菜摘が理由とともにまた謝ると祐奈も「私もごめんね」と言う。
「未央が出て行って、すぐにやっぱりみんなで入ったほうがいいよねって、すぐ追いかけるつもりだったんだけど」
祐奈は言葉を区切って、瑠衣を見た。
「私のせいなの、ごめん! 行こうとしたとき、うちのお母さんから電話が来たの。ほら、心配性だから」
「瑠衣の電話が終わったら、行くつもりにしていたけど、瑠衣のお母さん、長話が得意だだもんね」
「そうなの。切ろうとしても、あ、それとね!と違う話をするからなかなか切れなくて。やっと切れたときに未央が帰ってきたから、最悪なタイミングだった」
「そうだったんだ。私のことが嫌で、一緒に入りたくないのかと思った」
瑠衣のお母さんが心配性で話好きなのは知っていた。本当にタイミング悪くかかってきたのだろう。私は嫌われているからと勝手な解釈をしていた。
「昨日、大浴場に未央をひとりで行かせてしまって、ごめんね」
菜摘が理由とともにまた謝ると祐奈も「私もごめんね」と言う。
「未央が出て行って、すぐにやっぱりみんなで入ったほうがいいよねって、すぐ追いかけるつもりだったんだけど」
祐奈は言葉を区切って、瑠衣を見た。
「私のせいなの、ごめん! 行こうとしたとき、うちのお母さんから電話が来たの。ほら、心配性だから」
「瑠衣の電話が終わったら、行くつもりにしていたけど、瑠衣のお母さん、長話が得意だだもんね」
「そうなの。切ろうとしても、あ、それとね!と違う話をするからなかなか切れなくて。やっと切れたときに未央が帰ってきたから、最悪なタイミングだった」
「そうだったんだ。私のことが嫌で、一緒に入りたくないのかと思った」
瑠衣のお母さんが心配性で話好きなのは知っていた。本当にタイミング悪くかかってきたのだろう。私は嫌われているからと勝手な解釈をしていた。