亮平さんと連絡を取る手段を考えた。両親から行ってもいいと許しをもらったら、すぐ連絡して伝えたい。
そして、また会いたい。亮平さんがいつまでこの時代にいるかは分からないが。
「あれ?」
「未央ちゃん、どうしたの?」
スマホをバッグに戻そうとしたが、画面が表示されて着信があったことに気付く。しかも一件ではなくて、何件も。
電話の着信は祐奈からの二件だけだが、メッセージが多かった。母からのメッセージが一件で、あとは、祐奈、菜摘、瑠衣からだった。
「うそ? こんなにも?」
ひとつひとつ内容を確認した。私の体調を心配するメッセージ、私の所在を聞くメッセージばかりだった。一番新しいのは祐奈からので、『未央! どこにいるの? 返事して!』だった。
すぐ返信しなくてはと思うが、どう返そう。亮平さんが私の手元を覗く。
「未央ちゃんを心配しているね。みんなのもとに帰ったほうがいいよ」
「うん、でも……」
三人の心配が心底からなのか、表面上だけなのか判断しにくい。だけど、最後の祐奈からのは必死な感じがした。もしかしたら、私を探しているのかも。
そして、また会いたい。亮平さんがいつまでこの時代にいるかは分からないが。
「あれ?」
「未央ちゃん、どうしたの?」
スマホをバッグに戻そうとしたが、画面が表示されて着信があったことに気付く。しかも一件ではなくて、何件も。
電話の着信は祐奈からの二件だけだが、メッセージが多かった。母からのメッセージが一件で、あとは、祐奈、菜摘、瑠衣からだった。
「うそ? こんなにも?」
ひとつひとつ内容を確認した。私の体調を心配するメッセージ、私の所在を聞くメッセージばかりだった。一番新しいのは祐奈からので、『未央! どこにいるの? 返事して!』だった。
すぐ返信しなくてはと思うが、どう返そう。亮平さんが私の手元を覗く。
「未央ちゃんを心配しているね。みんなのもとに帰ったほうがいいよ」
「うん、でも……」
三人の心配が心底からなのか、表面上だけなのか判断しにくい。だけど、最後の祐奈からのは必死な感じがした。もしかしたら、私を探しているのかも。