「神宮君は、願いが叶うとしたら、なにを願う?」
となりに座っていたつぼみが、机の上にカバンを置いて僕に訊いた。
「えっ!」
僕は、広瀬に視線を移して驚きの声を小さく口から漏らした。
「それって、さっきの神社の話の続き?」
「うん、そう」
彼女は僕の問いに、はっきりと答えた。
「う〜ん。休みがもっとほしいとか、この世から野菜が消えてほしい、とかかな?」
少し考えた後、僕は自分の願望を口にした。
「え、そんな小さな願いなの?」
僕の願望を聞いて、つぼみは目を丸くして驚いた。
「僕にとって、この二つはとても大きな願いだよ」
「でも、神様がいたと仮定して、願いをなんでもかなえてくれるのだとしたら、その願いはもったいなくない?」
わずかに細い首をかたむけて、つぼみはあごに人差し指を当てた。
「もし神様がいたと考えたとしても、大きな願いをかなえてもらおうと思ったら、すごく神社にお金を納めないといけない気がする」
僕は考え込むような表情を浮かべて、自分の意見を彼女に言った。
となりに座っていたつぼみが、机の上にカバンを置いて僕に訊いた。
「えっ!」
僕は、広瀬に視線を移して驚きの声を小さく口から漏らした。
「それって、さっきの神社の話の続き?」
「うん、そう」
彼女は僕の問いに、はっきりと答えた。
「う〜ん。休みがもっとほしいとか、この世から野菜が消えてほしい、とかかな?」
少し考えた後、僕は自分の願望を口にした。
「え、そんな小さな願いなの?」
僕の願望を聞いて、つぼみは目を丸くして驚いた。
「僕にとって、この二つはとても大きな願いだよ」
「でも、神様がいたと仮定して、願いをなんでもかなえてくれるのだとしたら、その願いはもったいなくない?」
わずかに細い首をかたむけて、つぼみはあごに人差し指を当てた。
「もし神様がいたと考えたとしても、大きな願いをかなえてもらおうと思ったら、すごく神社にお金を納めないといけない気がする」
僕は考え込むような表情を浮かべて、自分の意見を彼女に言った。