そんな私は食いぶちが私でなければ、ならない理由を背負っていました。私は和合をしない人生を楽しむからでした。

そんな私に馬場亜(ばばあ)君は目をつけやがりました。

私に「和合を行え」と「その苦しさを思いしれ」と迫ってきたのです。人間は結婚・出産という「通過儀礼」つまり生きる為のビジネスを乗り越える為に生きてるのだと…
「おちくぼひめ」になれ「うりこ姫」でなく「天邪鬼」がと…
そして「アンチカミングアウト」も「マイノリティ」も認めないと…

確かにブスな私と違い馬場亜君は背こそ足りないが可愛い系イケメン。ですから他人には私達の関係はカップルのじゃれあいにしかうつらないのでしょう。

でも私にも白痴でも日本語の勉強他になるアニメを楽しんだり、カリスマタレントをテレビで追っかけ楽しむ一時を邪魔されたくなかったのです。 ですから、人より恵まれたラブロマンスを強制満喫するというマゾな生き方は出来ませんでした。

その結果、馬場亜君は私に犯行としか思えない事を行い始めたのです。