この物語は、
『心層科学ファンタジー 5次元少女』
第2章・第6章【りけじょ】の
未収録 短編 集です。
最適なテンポで楽しんでいただけるよう、
本作ではあえて描写の無い脚本調で書きました。
また、本作はきらら系の日常癒し系ストーリーですが、お笑い要素も採用しています。
お笑い要素が苦手な方は観覧の際ご注意いただきますようお願い致します。

【登場人物紹介】
♀谷先生
※自称うち 関西弁のつもり
本名 谷 恵美
真智達のクラス担任で科学部の顧問。
関西弁で話すいい加減でズボラな性格の女性。
しかし正義感は強く、近隣の恥異賭《ちいと》大学で
教授をしている天才数学者でもある。

羽美先生
本名 谷 羽美。
真智達の学校の国語の先生で
谷先生の姉。
妹の恵美と二人暮らしをしている。
まじめでしっかりものだが、
大のBL好き。

♂チャラそうなボーイ
モブキャラである。

登場人物紹介終わり


羽美先生
「ねえ、今度遅刻した学校長に報告するとまで言われてたのに、結局あんたは懲りもせず堂々と遅刻して来たじゃない?
あんたどういう神経してるの?
どうして?」

谷先生
「まあまて。
実は今日は大変な理由があってな、羽美聞いてや!」

羽美先生
「はいはい。
どうせいつもの寝坊の言い訳でしょ?
まあ一応聞いてあげる。
で……どうして寝坊したの、
恵美?」

谷先生
「今日は寝坊やない!」

羽美先生
「今日はっていつもは寝坊って認めちゃうんだ……。

それで、今日あんたは寝坊じゃないならどうして遅くなったの?」

谷先生
「姉よ、よくぞ聞いてくれた。
うちは昨日日曜の夜まで実家に帰ってて、
今朝家に戻ろうと車運転してたんやけど、
途中の車2台通れるか怪しい狭い道を進んでたんや……」


谷先生の回想
◇◇
♀匿名天才美人教師T
「あれ!
ヤバいやん!
この道狭いんに前から車来とるし!
どないしよ!」

???
『ブッ、ブッ、ブッー!』

♀匿名天才美人教師T
「ギャー!
只でさえ不安なんに、
クラクションで更に煽ったりせんでえ~やん!
車はクラウンかいな?
年式古っ!
昭和かいっ!
どこぞのヤンキーや!
あっ!
車から降りて来たみたいや。
あ~、チャラそうなボーイや!」

♂チャラそうなボーイ(仮)
「オバチャンな~!
ここは一方通行なのに何で走ってん……っスか!」

♀匿名天才美人教師T
「え?
そうなんか?
すまんすまん……、
って、
一年前まで二十代のレディーに対して
オバチャン言うなや!」

♂チャラそうなボーイ(笑)
「ごちゃごちゃ戯れ言言ってんじゃ……ないっスよ!」

♀匿名天才美人教師Tの心の台詞
(こいつ……、
威勢張るわりには語尾 頼りなっ!
あ~この男ごっつめんどくせぇ~わ)

♂チャラそうなボーイ(弱っ!)
「テメー!
さっきから聞いてる……んスか?」

♀匿名天才美人教師T
「ああ、聞いとる聞いとる。
で?
話はもう終わりでええか?
うち今急いでるさかい、横通らせてもらうで!
あんちゃんはもう少しギリギリまで道の端によってな!」

♂チャラそうなボーイ
「ああ!
ちょい待つっス!」

♀匿名天才美人教師T 心の声
(こいつ結構素直やな……。
さっそく車よせようとしとるしw)

♂チャラそうなボーイ
「オバ……」

♀匿名天才美人教師T
「ムカッ!!」

♂チャラそうなボーイ
「オ……お姉さん?
オレの車まだもうちょと寄せられそうっスか?」

♀匿名天才美人教師T
「ああ、もうちょい大丈夫や!」

♂チャラそうなボーイ
「もうちょい……ですね?

『ブイイイ~ン!』

♀匿名天才美人教師T
「あ!
こらこら!動かし過ぎやー!!」

『ガタ~ン!!』

♀匿名天才美人教師T
「あ~あ、やってもうたな~。
後ろタイヤ完全に落ち込んどるし……。
あんちゃん?
意識あるか?大丈夫か?
車から出れるか?」

♂チャラそうなボーイ
「イテテテテ……」

♀匿名天才美人教師T
「うちとりあえず警察とJAF呼ぶわ。
あんた、JAF入ってるか?」

♂チャラそうなボーイ
「警察は駄目!
JAFは入ってないっス!」

♀匿名天才美人教師T
「警察が駄目?
どうしてや?」

♂チャラそうなボーイ
「…………、
とにかく、これは一方通行を無理やり走って来たあんたの責任……っスよ!
どうしてくれるん……スか?」

♀匿名天才美人教師T
「だから警察呼ぼうってうち言ってるやん!」

♂チャラそうなボーイ
「オレは今から一生を左右する大事な商談があって絶対に遅れられないん……っス!
だから警察は呼べない……っス」

♀匿名天才美人教師T
「じゃあうち、どしたらいいんや?」

♂チャラそうなボーイ
「今お金は……持ってるっスか?」

♀匿名天才美人教師T
「お金か? あらへん」

♂チャラそうなボーイ
「返事速っ!
ホントっスか?」

♀匿名天才美人教師T
「ああ、ホントや」

♂チャラそうなボーイ(挙動不審)
「じゃあ仕方ないっス。
体しかないかぁ~。
じゃ、じゃあ、
お……お姉さんの※体!!
大丈夫っすか?」

【↑※ 体で払ってもらって】

♀匿名天才美人教師T
「ああ、
うちは全然※大丈夫!」

【↑※ケガの有無】

♂チャラそうなボーイ
「マジっスか……!?」

♀匿名天才美人教師T
「マジ、マジ。大マジ。
でもどうしてそんなに驚くんや?」

♂チャラそうなボーイ
「いえ……、マジでオバ、お姉さんの反応、
正直オレ意外でしたんで」

♀匿名天才美人教師T
「あんちゃんプュアやなぁ~。
あんちゃんは※初めてなんか?」

【↑※ 運転】

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ
「は、※初めてっス!
お姉さんは初めてっスか?」

【↑※ WeXOSS (S◯Xとも言う)】

♀匿名天才美人教師T
「うちはちゃう。
仕事も入れて週に4回くらいはしてる。
それでも下手やけどな……」

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ
「うっそぉぉ~!!
仕事でも~!?
それに……、週4回もしてるんスか!?
何人くらいとっスか?」

♀変態※《《魔法使い》》※
「何人?
乗せたことないから
《《一人》》でするなぁ」
※谷先生
※ 《《現在 三十歳》》

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ 心の台詞
(お姉さんはオ◯ニーの方が好きなのか……)

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ
「どうして一人の方が好きなんスか?」

♀変態魔法使い
「なんでって、人を乗せるのめんどくさいやん」

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ 心の台詞
(なるほど~、
お姉さん程のベテランになると異性とするより
一人でする方がいいんだな……)

♂チャラそうなチェ◯ーボーイ
「ところで、
お姉さんは※経験が初めての男性はどう思うっスか?」

【↑※ S⚫Xの】

♀変態魔法使い
「男で※不慣れで下手くそなんは、
ウチ的には無しやな」

【↑※ 運転が】

♂男で不慣れで下手くそでチャラそうなチェ◯ーボーイ
「ガ~ン!!」

♀変態魔法使い
「おい!?
あんちゃん急にどないしたん!?
ごっつ顔色悪いで!」

♂男で不慣れで下手くそでチャラそうなチェ◯ーボーイ
「だ……、大丈夫っス。
お姉さんすいませんっス。
オレ急にお腹痛くなったんで
トイレ探して来るっス」

♀変態魔法使い
「大丈夫なんか?
それに車どないするんや?」

♂男で不慣れで下手くそでチャラそうなチェ◯ーボーイ
「さっきJAF呼んだんで
もうすぐ来るっス!」

♀変態魔法使い
「JAF入ってないってウソかい!」


変態魔法使い の回想終わり

◇◇
谷先生
「ガァ~ン!!
うちの名前ガァァァァ~!!orz」

羽美先生
「そんなに驚いてどうしたのよ?」

谷先生
「わたし、そんな名前の人知らな~いっ!」
そんな恥ずかしい名前の人知らな~い!」

羽美先生
「あんたは◯ロマンガ先生かー!」
『ゴツン!』

谷先生
『アイタタッ!
羽美姉、痛いやんけ~!』

羽美先生
「よし。これからあんたのことは
【変態魔法使い先生】て呼ぶようにするわw
私用事あるから、じゃあね~♪」


変態魔法使い先生(以後 訂正不可)
「ちょっ! 違うんや!
待ってや~、羽美ねぇ~!!
・・・
あ~、もうおらんし~!
誰や~!!
うちの台本、勝手にいじったんわ!!!」