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『4月9日《水》午後1時5分』



学校内のルール説明を受け、僕は交通手段のプリントにバス通学とチェックした。そして体育館のホールで校長先生の話を長々と聞いた後、やっと帰宅することになった。

「帰ろうぜ」

「いいけど、ゲーセンでも寄って行かないか?まだ、時間あるし」

「無料、金ない。それに、今日からバイト」

「マジで、さっそくバイト?」

「マジで。バイクの免許も欲しいし、遊ぶ金も欲しいから。悪いな」

「いいけど、バイトがんばれよ。風俗の」

「違うわ!俺、男だし、女でも絶対あの仕事は無理。てか、高校生じゃダメだろ」

「ははは、そうだよな」

楽しそうに笑いながら、同じクラスメイトの生徒たちが帰宅していく。

この短時間で、たくさんの友だちができたらしい。