「両親、祖父母はお前が大好きだ。だからその場で断ってくれている。副社長である伯父も、従兄弟たちから話を聞いんだろうな、「折角拗らせた初恋実ったのだから見守りたい」とか、みんなで寄ってたかって拗らせネタを突っ込みやがて!!」
その場面を思い出したのだろか、蒼生の顔に赤みがさす。新鮮な表情だ。
「で、その場で政略結婚話は破談になりここで話が終わるハズだったんだが…」
「お嬢様が引かなかったってこと?」
そう聞くとため息つきながら蒼生は頷く。
「BARで水かけられてから一切連絡寄越して来なかったのに、政略結婚打診された後から華蓮から連絡入るようになった。一度出て電話するなといったが、何度も掛けてきてその後着信拒否したら今度は会社で待ち伏せ。俺もほとほと疲れてきてこの件は華蓮の父親の桜物産の社長、そして不本意だけど、両親や伯父、そして従兄弟に相談したんだ。俺と日万凛の邪魔をするんだ。一族の七光だろうが、ここは使わないわけないだろう。で、色々整ったから、最後に華蓮の要求に応じて会った。そこでお前たちにあって俺は後日、潤にぶん殴られたけど。」
左の頬に手を当て、ニヤリと笑う。
まさか日万凛が知らないうちに潤が報復しているとは思わず、申し訳なく思う反面、少しスッキリした気分でもある。
その場面を思い出したのだろか、蒼生の顔に赤みがさす。新鮮な表情だ。
「で、その場で政略結婚話は破談になりここで話が終わるハズだったんだが…」
「お嬢様が引かなかったってこと?」
そう聞くとため息つきながら蒼生は頷く。
「BARで水かけられてから一切連絡寄越して来なかったのに、政略結婚打診された後から華蓮から連絡入るようになった。一度出て電話するなといったが、何度も掛けてきてその後着信拒否したら今度は会社で待ち伏せ。俺もほとほと疲れてきてこの件は華蓮の父親の桜物産の社長、そして不本意だけど、両親や伯父、そして従兄弟に相談したんだ。俺と日万凛の邪魔をするんだ。一族の七光だろうが、ここは使わないわけないだろう。で、色々整ったから、最後に華蓮の要求に応じて会った。そこでお前たちにあって俺は後日、潤にぶん殴られたけど。」
左の頬に手を当て、ニヤリと笑う。
まさか日万凛が知らないうちに潤が報復しているとは思わず、申し訳なく思う反面、少しスッキリした気分でもある。