珍しく職場の同僚と飲みに行くことになった。
職場から然程離れていない、BARに潤は足を踏み入れた。
間接照明のみで構成されている店内の照明。だが決して暗いだけではない。いい雰囲気だ。
ふと日万凛が好きそうな店内の雰囲気だな、と思う。
奥の方にあるボックス席に陣取り、同僚と酒を飲む。酒の肴は、専ら女の話だ。先日あった合コンの勝敗の確認から、社内の誰が簡単にヤらせてくれるかとか、どこぞのキャバ嬢は同伴でヤらせてくれると殆ど下ネタで繰り広げられている。
潤は頼んだハイボールを飲みながら聞き役に徹する。
「お前はこんな話に興味ないだろう、女から寄ってくるもんな。」
それが周りの反応だ。
一通り盛り上がった後、同僚の一人がカウンターを見ながら溜息をつく。
「あのカウンターの女、ちょっと好みなんだけどなぁ。なんかしらキッカケあってお持ち帰りできたらなとか思ったけど…やっぱり男いるよな。」
どんな女かとカウンターを見て内心びっくりする。
そこには日万凛がいて、日万凛の隣には蒼生ではない男がいて、そしてその男は日万凛の肩を抱き寄せている。
職場から然程離れていない、BARに潤は足を踏み入れた。
間接照明のみで構成されている店内の照明。だが決して暗いだけではない。いい雰囲気だ。
ふと日万凛が好きそうな店内の雰囲気だな、と思う。
奥の方にあるボックス席に陣取り、同僚と酒を飲む。酒の肴は、専ら女の話だ。先日あった合コンの勝敗の確認から、社内の誰が簡単にヤらせてくれるかとか、どこぞのキャバ嬢は同伴でヤらせてくれると殆ど下ネタで繰り広げられている。
潤は頼んだハイボールを飲みながら聞き役に徹する。
「お前はこんな話に興味ないだろう、女から寄ってくるもんな。」
それが周りの反応だ。
一通り盛り上がった後、同僚の一人がカウンターを見ながら溜息をつく。
「あのカウンターの女、ちょっと好みなんだけどなぁ。なんかしらキッカケあってお持ち帰りできたらなとか思ったけど…やっぱり男いるよな。」
どんな女かとカウンターを見て内心びっくりする。
そこには日万凛がいて、日万凛の隣には蒼生ではない男がいて、そしてその男は日万凛の肩を抱き寄せている。